いびきとは様々な病気や器質的な異常・障害、その他一時的な疲れやアルコールの影響などにより、軟口蓋(なんこうがい)や舌根(ぜっこん)が上気道をふさいで上気道が狭くなることがある。 この状態で呼吸をすると、出入りする空気が塞いだ物を振動させて音が出る。 その音を称していびきと言い、通常は「いびきをかく」と表現する。 軟口蓋(なんこうがい)は口蓋のうち硬口蓋後方の柔らかい粘膜性のヒダ部分のことである。その範囲は、口腔にあって硬口蓋後縁から口蓋垂を含む口蓋咽頭弓に至る部分までである。 重要な調音器官であると同時に、嚥下時、哺乳時において鼻腔と口腔を遮断する機能的役割を担っている。 |
いびきの原因 一口に「いびき」といってもその原因・要因は多岐にわたります。 複数の原因・要因が重なり合ってイビキをかいている場合も多いようです。 いびきの原因・要因一覧 □肥満 肥満になると、体の外などの見える部分だけでなく、体の中にも脂肪が付き、首周りや上気道の内側にも脂肪が付きますので上気道が狭くなってしまいます。 その結果、呼吸をした時の空気抵抗が大きくなるためのどの粘膜の振動が増しいびきをかきやすくなります。 口寝るときの呼吸 いびきの大きな原因の一つに「口呼吸」があります。 イビキをかく人のほとんどが口呼吸をしている、または口をあけたまま寝ているといわれるほど、いびきと口呼吸は密接な関係がります。 □寝るときの姿勢。(仰向けで寝る) 仰向けで寝ると舌がのどに落ち込みやすくなったり、口の奥の粘膜の柔らかい部分が重力で下がってしまいます。その結果上気道が塞がったり、狭くなったりして呼吸をした時の空気抵抗が大きくなります。 空気抵抗が大きくなると、のどの粘膜の振動が増し、いびきをかきやすくなってしまいます。 □寝るときの手の位置 仰向けで寝る時に胸の上に手を置いて寝ると、胸(肺)が手の重みで圧迫されて呼吸が浅くなってしまいます。 身体は酸素を取り入れようと空気を吸い込む力を増します。 その結果、のど(咽頭)の粘膜の振動が大きくなり、イビキの音となってしまいます。 □鼻の疾患(鼻炎・副鼻腔炎・風邪など) 鼻の疾患(鼻炎・副鼻腔炎・風邪など)があると、鼻で呼吸をすることが難しくなります。 その結果、無意識に口で呼吸をしてしまいます。口呼吸が習慣になると日常的にいびきをかいてしまうようになるります。 □あごが小さい(噛み合わせが悪い)人 「あごが小さい・噛み合わせが悪い」人は、いびきをかきやすかったり、睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい傾向にあります。 □舌の肥大 舌が大きくなれば、その分上気道が狭くなり、空気の通り道が狭くなります。 空気の通り道が狭くなると、呼吸した時の空気抵抗が大きくなり、のど(咽頭)の粘膜の振動が増し、いびきに繋がりやすくなります。 □咽頭扁桃(アデノイド)・口蓋垂(のどちんこ)」の肥大と炎症 扁桃のうち、「咽頭扁桃(アデノイド)・口蓋垂(のどちんこ)」が何らかの原因によって肥大化したり、炎症を起こすといびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因となってしまいます。 □疲労(ストレス) 肉体的疲労や精神的なストレスが大きくなると、人間の身体は睡眠時により多くの酸素を取り込もうとします。 普段の睡眠では鼻呼吸の人も、より多くの酸素を取り込もうと口呼吸を伴うようになります。 その結果いびきの症状が出やすくなります。 □アルコール(飲酒) アルコールには、身体のリラックス効果があり全身の筋肉も緩みます。 その結果上気道の筋肉も緩むので上気道が狭くなってしまいます。 上気道が狭くなると、呼吸をした時の空気抵抗が大きくなるため、のどの粘膜の振動が増し、いびきをかきやすくなります。 □薬(睡眠薬・精神安定剤) 睡眠薬や精神安定剤を服用すると副交感神経の働きが増します。 その結果上気道の筋肉が緩みやすくなり、普段の睡眠では鼻呼吸の人も、より多くの酸素を取り込もうと口呼吸を伴うようになります。 その結果いびきの症状が出やすくなります。 □病気 何らかの「病気」を患っていることが原因でいびきをかいている場合もあります。 いびきをかかなかった人がある日を境に慢性的にイビキをかくようになった場合には、何らかの病気が原因の可能性もありますので早めに病院で診察を受けましょう。 □老化(加齢) 人間が「老化(加齢)」していくと上気道の筋肉も緩んできます。 鼻呼吸だけでは酸素が十分取り入れられなくなると、より多くの酸素を取り込もうと口呼吸を伴うようになります。 その結果いびきの症状が出やすくなります。 □不規則な生活習慣 「不規則な生活習慣」を続けていると、悪しき生活習慣により身体に変調や疾病が発生します。 その結果、疲労(ストレス)・老化・病気・鼻の疾患(鼻炎・副鼻腔炎・風邪など)に繋がりますので、間接的にイビキの原因となってしまいます。 □室内(寝室)の気温や湿度 室内(寝室)の気温や湿度は呼吸に大きく影響します。 特に室内の温度が低かったり、乾燥たりすると風邪や鼻炎を発生しやすくなります。 その結果、鼻の疾患(鼻炎・副鼻腔炎・風邪など)により鼻腔がつまり鼻呼吸が難しくなり口呼吸を伴うようになります。 その結果いびきの症状が出やすくなります。 |
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11.10.08更新