目の疲れを和らげる
パソコンの前に長時間座る仕事、ついつい長時間楽しんでしまうテレビゲーム、と最近は目を酷使する機会が増え、目の疲れを訴える人が増えてきていると言われています。 疲れ目は放っておくと肩こりや頭痛などの原因にもなるので、気をつけたいものです。
疲れ目を訴える人の約6割の人は「ドライアイ」だと言われています。まれに先天性疾患の場合もありますが、多くはOA機器の画面や、集中して何かを見ていてまばたきの数が減り、涙の分泌量が減ってしまうことが原因です。今度、OA機器を扱っている人の目をよく観察してみてください。まばたきの数が極端に少ないことに気がつきます。目の疲れだけでなく、目が熱く感じたり、充血やかゆみを伴う場合があります。 そして最近注目されているのが「VDT症候群」。OA機器やテレビゲームの画面を長時間見ることによって、目が痛い、かすむ、目がぴくぴくするなどの症状が起きます。ちらついている画面を見てキーボード操作をすることにより、目に影響がでているのです。
このうっとうしい目の疲れを軽くするにはどうしたらよいでしょうか?
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目を乾燥させない |
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空気が乾燥していると目の乾きはさらに進みます。まばたきを意識的にしたり、目薬を指して目に潤いを与えてあげましょう。
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温める&冷やす、ツボへの刺激 |
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目を閉じて暖かいタオルと冷たいタオルを交互にまぶたの上に乗せます。暖かいタオルは血行を促進し、冷たいタオルは鎮静作用があります。また、こめかみ、目頭、まゆ頭、まゆの下、目の下には疲れ目に効果的なツボがありますので、ゆっくり指で押してみるとよいでしょう。
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こまめに休憩をとる |
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やはり長時間連続で目を酷使するのは避けたいものです。遠くの景色を見て視点を変えたり、目を開けたり閉じたりして涙の分泌を促します。
また、画面は目の高さよりやや下に設置した方が目は疲れにくいといわれています。さらに、資料と画面を交互に見るような場合は画面や資料と目からの距離が同じくらいにしておいたほうが目の疲れは軽くなります。
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人間は情報の8割を目からとり入れていると言われています。また、目は口ほどにものを言い?とも。日ごろ働き者の目にも休憩をあげてください。
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